WEBサイト売却を行うメリット！成功させるコツや注意点も解説

近年、WEBサイトの売却は活発に行われています。

企業が立ち上げたWEBサイト以外はもちろん、個人が作成したサイトのニーズも高まっています。

では、サイトを売却することは、どのような利点があるのでしょうか？

この記事では、WEBサイトを売却するメリットや方法、成功させるコツなどを解説します。

WEBサイト売却とは？

WEBサイト売却とは、企業や個人が運営・管理を行っているWEBサイトを第三者に売却することです。

企業が事業を買収・合併することの総称であるM&Aに似ているため、サイトM&Aと呼ぶこともあります。

サイトを売却することで、サイトが持つ価値に見合った利益を得ることが可能です。

買い手も新規にサイトを立ち上げるコストを抑えられるため、サイトを購入するメリットがあります。

取引価格は数万円程度から数億円程度と幅広く、規模を問わずさまざまなサイトの売却が行われています。

充分な利益を見込めるサイトを作り上げれば、セミリタイアを狙うこともできるでしょう。

WEBサイト売却の相場

一般的に、月間営業利益から18～24ヶ月分をかけた金額が、そのサイト自体の相場といわれています。

WEBサイトの売却価格は幅が広いため、全体的な相場というものはありません。

また、そのサイトが持つ将来性や会員数、コンテンツの質なども付加価値として加算されるケースもあります。

目安となる金額を知りたい場合は、類似したサイトの売却価格を参考にすると良いでしょう。

WEBサイト売却を行うメリット

WEBサイトを売却することは、どのような利点があるのでしょうか。

ここでは、WEBサイトを売却するメリットについて解説します。

収益を獲得することができる

WEBサイトを売却することによって、そのサイトの価値に見合った収益を獲得することが可能です。

これは、WEBサイト売却における一番のメリットといえます。

企業のM&Aとは異なり、立ち上げるためのコストが少なく短期間で利益を望めるというのも魅力的です。

WEBサイトは時代の流れとともに需要が薄れていき、利用するユーザーが減少してくということも多くあるでしょう。

自分が立ち上げたサイトのニーズが減少する前に、売却を行い確実に利益を手に入れるというのも一つの方法です。

セミリタイアをするための資金になる

立ち上げたサイトが数千万円を超える金額で売却できれば、セミリタイアを狙うことも可能です。

たとえば30代で独身の男性がセミリタイアを行う際は、8000万円程度の資産が必要になるといわれています。

WEBサイトの売却価格だけでは足りないことも考えられますが、セミリタイアを狙うための資金の一部にはなります。

WEBサイトを立ち上げる際は、セミリタイアにかかる金額を予測し、最終的に売却することを目標に立ち上あげてもよいでしょう。

サイトの維持費がかからなくなる

WEBサイトを運営するためには、サーバー代やドメイン費用、SLL費用といった費用がかかります。

他社に管理を依頼している場合は、個人で管理する以上の金額がかかるでしょう。

それらの費用負担をなくせるというのも、WEBサイト売却を行うメリットの一つです。

サイトの運営負担がなくなる

WEBサイトを成長させるには、新たなコンテンツの作成や不具合の修正など、時間がかかる作業が多くあります。

サイト運営について常に考え続けることが負担になっている方もいるでしょう。

しかし、長年かけて運営してきたサイトを閉鎖することに対しては、抵抗を感じるという方も多いのではないでしょうか。

そのようなサイト運営に関する悩みは、WEBサイトを売却することで解決することが可能です。

WEBサイトを売却すれば、第三者がサイトの運営やコンテンツの更新を行ってくれます。

閉鎖することなく資金を獲得できるのは、サイト売却の大きなメリットといえるでしょう。

新しいサイトを立ち上げる準備ができる

ECサイトなどを新たに立ち上げるには資金が必要になります。

新たにWEBサイトを立ち上げたいと考えていても、資金の問題から難しいという方もいるでしょう。

新規にサイトを立ち上げるために、資金調達として既存のサイトを売却するという手段が挙げられます。

また、新たにサイトを立ち上げる手段として、自分が第三者のサイトを購入するという方法もあります。

既存のサイトを購入すれば、初めから立ち上げるための負担を抑えることができるでしょう。

新たにサイトを購入して、自分が持つノウハウによって収益を生み、ある程度成長したら売るという流れで資金を獲得するというのも可能です。

WEBサイト売却を成功させるコツ

WEBサイト売却の最大のメリットは、売却利益を獲得できるという点だといえるでしょう。

では、WEBサイトを高く売却するためにはどういった手段があるのでしょうか。

ここでは、WEBサイト売却を成功させるコツを紹介します。

コンテンツの質が高いサイトを作る

コンテンツの質が高いサイトであれば、自然とアクセス数が増えるでしょう。

アクセス数は、サイトが生み出す利益の量を決める大事な要因です。

そのサイトが生み出す利益が多いほど、サイトは高く売ることが可能です。

アクセス数を増やすためにも、検索数が多いキーワードで上位に表示されるようなページを増やしておくと良いでしょう。

ニーズが高いサイトを作成する

現在の顧客ニーズを満たしているアフィリエイトやECサイトであれば、買収したいと考える人も多いため、サイトの売却価格はあがるでしょう。

ユーザーのニーズを満たしていれば、自然と流入数も増えるため、サイトが生み出す利益も上がります。

流行しているWEBサイトのジャンルを見極めて、需要が高いサイトを作ることが大切です。

注意点として、ニーズを満たしていてもサイトの所有権が運営側にある場合は売却することができません。

WEBサイト売却を考えている場合は、後から売却できないことが判明しないように所有権の所在には注意しましょう。

収益をあげる仕組みを明確にしておく

サイトの売却価格は、そのサイトが生み出している月間利益の1年半～2年分が目安です。

充分な利益を生み出せるように、収益を上げる仕組みは明確にしておきましょう。

サイトが利益を生む方法は、広告収入やアフィリエイトなどがあります。

自分がどのような形式で利益を生んでいくかを考えて、買収価値のあるサイト運営を心がけましょう。

第三者からアドバイスを貰う

価値のあるサイトを作る際、WEBサイトの運営経験がある人物からアドバイスを貰えば、ビジネスモデルをしっかりと構築することが可能です。

アドバイスをもらう相手がWEBサイト売却経験もあれば、売却時のサポートもしてもらえるかもしれません。

自分のサイトの価値を見余って、安く売ってしまうリスクも抑えられます。

売却の経験がある人物が周りにいなければ、WEBサイト売却を行っているサービス会社に相談するという方法もあります。

外部にコンテンツ作成などをサポートしてもらう

価値が高く流入が多いウェブサイトは、コンテンツの量が豊富です。

しかし、個人で増やせるコンテンツの量には限りがあります。

コンテンツをさらに増やしたい場合は、外部のライターに記事作成を依頼するという手段もあります。

サイトデザイン設計に自身がない場合は、デザイナーに依頼するという方法も有効でしょう。

作業の一部を外部に依頼することで、効率的にサイトの価値をあげることが可能です。

仲介会社に依頼する

市場価値が高いサイトを作成しても、買取相手が見つからなければ売却することはできません。

SNSなどで相手を募集しても、安値でしか買い取ってもらえないということもあるでしょう。

WEBサイトを確実に売却するためにも、仲介会社へ依頼するのがおすすめです。

WEBサイト売却を行っている仲介会社であれば、サイトが持つ将来性なども考慮して、適切なサイトの売却価格を査定してもらえます。

自分が想像していた金額よりも、高い売却価格を提示してもらえる可能性かもしれません。

買取相手との繋がりもあるため、売却もスムーズにおこなえるでしょう。

WEBサイト売却を行う際の注意点

WEBサイトを売却することは、売却利益の獲得や、サイトの運営負担を解消できるなどのさまざまなメリットがあります。

しかし、WEBサイトを売却する際には、注意をしておかないと後のトラブルに繋がる要素もあります。

ここからは、WEBサイト売却を行うときの注意点を紹介します。

希望している金額で売れない可能性がある

プラットフォームなどでWEBサイトを売却する際、自分が希望している金額で買い手が見つからないということも考えられます。

いつまでも買い手が見つからない場合は、自分が希望する売却価格を調整する必要があるでしょう。

個人でやり取りをして買い手を探すと、焦りによって相場を大きく下回る価格で売却してしまうかもしれません。

初めてWEBサイトの売却を行う際は、サポート体制がしっかりしているプラットフォームや、仲介会社などに依頼するのが無難でしょう。

ただし、仲介会社にサイトの価値を審査してもらった場合でも、悪徳な業者に依頼してしまうと、相場を大きく下回る金額を提示されることもあるかもしれません。

サイトの価値を査定してもらう際は、信頼のできるサポート会社を選びましょう。

買い手とトラブルに発展する可能性がある

WEBサイトを売却する際、購入相手がどういった人物か知るのは難しいでしょう。

個人的に購入相手を探してしまうと、悪質な相手にサイトを売却してしまうかもしれません。

売却後にクレームなどをいわれてしまい、トラブルに発展するケースも考えられます。

トラブルに発展しないためにも、購入相手が信用できるかを見定める必要があります。

買い手が現れない可能性がある

サイトを売却しようと思っていても、買い手が必ず見つかるとは限りません。

そのサイトを買収するメリットが無いと判断されてしまうと、価値のあるサイトでも買い手がつかないことは充分に考えられます。

買い手をスムーズに見つけるためにも、自分のサイトのアピールポイントは明確にしておきましょう。

また、利益を生み出す方法が明確では無いと、買い手が自分が運営できるか不安になり、購入を見送ることもあります。

売却するWEBサイトを作成する際は、専門的な知識を必要とせず運営方法が明確なサイト作成を心がけましょう。

仲介手数料や税金のことを考えておこう

WEBサイトを売却した後の注意点として、税金が発生することを忘れてはいけません。

仲介サービスを利用した際は、売却価格などに応じて仲介手数料も発生します。

売却金額全てが手に入るわけではないので注意しましょう。

また、一部の仲介サービスでは、売却時にかかる税金支払いに関するサポートにも対応していることがあります。

税金についての知識に自身が無い方は、そういったサービスを利用してもよいでしょう。

記事やイラストの所有権を確認しておこう

そのサイトに掲載されているコンテンツは、全て運営者に所有権があるというわけではありません。

外注した記事やイラストも、契約次第では作成者本人の著作物として扱われます。

運営者の所有物では無いものは売れないため、外部にサイト作成の一部を依頼していた場合は注意する必要があります。

売却する前提でサイトを作成する際は、外注先に依頼する前に契約内容を明確にしておきましょう。

また、一部クラウドソーシングサイトでは、作成物の著作権は完成後にクライアントへ帰属するといった利用規約が定められています。

サイト作成時に外注が必要になった場合は、そのような利用規約を設けているクラウドソーシングサイトを利用するのがおすすめです。

WEBサイトの買い手を見つける方法は何がある？

WEBサイトを売却するしたいと思っていても、買い手が見つからなければ売却することはできません。

では、買い手を見つける方法は何があるのでしょうか？

ここでは、WEBサイトの買い手を見つけるための方法を4つ紹介します。

1.仲介会社に依頼する

1つ目は、仲介会社へ依頼して、マッチング相手を見つけてもらうという方法です。

一般的に、仲介会社は買い手の紹介から売買の手続きまでを一貫してサポートを依頼できます。

不明点などがあればすぐに確認することもできるため、知識が無い方でも安心して利用できるでしょう。

買い手との交渉にも立ち会ってくれることがあるため、不利な条件でサイトを売却するといったことはありません。

WEBサイトを売却するには専門的な知識を要するため、初めて売却を行う方にとっては一番オススメできる売却方法です。

注意点として、他の方法と比較すると、成約時の手数料が高い傾向があります。

仲介会社は平等な立場で仲介するため、交渉によって相場を大きく上回る金額でWEBサイトを売るといったことは難しいでしょう。

2.プラットフォームへ掲載する

2つ目は、プラットフォームや掲示板などで交渉相手を探すという方法です。

プラットフォームは買い手自身が直接売り手を探すため、第三者を挟むことはありません。

交渉なども買い手と売り手で直接行なうので、第三者を挟まない分、効率的にWEBサイト売却を行なうことができるでしょう。

仲介会社に依頼したときと比較すると手数料も安価ですので、コストを抑えて効率よくサイト売却を進めることが可能です。

注意点として、第三者からのサポートを受けられないことから、専門的な知識が必要になります。

やり取りも直接行なうため、知識以外にも交渉力が求められます。

トラブルが起きた際の対応力も問われるため、サイト売却になれていない場合は気をつけたほうがよいでしょう。

また、個人でやり取りをしていても、契約書の締結などは弁護士などの専門家に依頼することをお勧めします。

3.知り合いなどから個人で探す

3つ目は、仲介会社やプラットフォームなどを使用せずに、自力で交渉相手を探すという方法です。

知り合いなどに売却をすれば、売却後のやり取りもスムーズに行なうことができるでしょう。

相手の素性がわかっているため、ある程度信頼をおいている相手にサイトを売却することが可能です。

サイトに愛着を持っているけれど、見知らぬ相手にサイトを譲渡することに抵抗がある方にはおすすめです。

注意点として、知り合いなどに譲渡する場合は契約書などを作成せずに行うことが考えられるため、後にトラブルが生じる恐れがあります。

どちらもサイト売却に対する知識少ない場合は、権利の承継が不十分なまま引き継ぎを行ってしまうことも考えられます。

金銭的なやり取りも絡むため、適切な手順を踏まずに個人でサイト売買を行うのは避けたほうが良いでしょう。

4.オークションで売却できるサービスも存在する

数は多くありませんが、一部のサイトではウェブサイトをオークションに出すことが可能です。

オークションによって価格が吊り上がれば、想像していた売却価格を大きく上回るかもしれません。

より多くのユーザーが買収したいと考えるようなサイトを作成できたならば、最も有効な売却手段と言えるでしょう。

注意点として、オークション形式という性質上、相場を大きく下回る金額でしか買い手が見つからないということも考えられます。

買収を希望するユーザーが少ないことから価格が上昇せず、作成にかかったコストを下回ることもあるでしょう。

安定した価格で売却したい方は、他の方法を検討してもよいでしょう。

WEBサイトを売却する流れ

ここまで、WEBサイト売却のメリットや注意点、売却方法などを紹介してきました。

では、実際にウェブサイトを売却する際は、どのような流れで進めていけば良いのでしょうか。

ここからは、WEBサイトを売却するまでの流れについて解説します。

仲介会社を通して売却する場合

WEBサイト売却を行うには、仲介会社に依頼するという方法があります。

サイト売却を初めて行う際に、買い手との交渉を個人で行うのはリスクがあるでしょう。

サイトの売却になれていても、買い手との交渉がうまく進まずに売却が上手くいかない可能性もあります。

個人で買い手とやり取りする場合と比較すると手数料はかかりますが、可能であれば仲介会社を挟んだほうが安心でしょう。

ここでは、仲介会社を通してWEBサイトを売却する流れを紹介します。

1.仲介を行っているサービス会社を決める

まず最初に、買い手探しを依頼する仲介会社を探しましょう。

仲介会社を選ぶときのポイントは、サービス内容や実績、必要な手数料などが挙げられます。

初めてサイト売却を行う場合、契約書の作成はもちろん、細かいサポートを受けられる仲介会社に依頼すれば失敗するリスクを抑えられるでしょう。

手数料が低い仲介会社に依頼すれば、売却時に支払う費用を抑えることができます。

手数料が高くても、実績のある仲介会社に依頼すれば、買い手が見つかる可能性が増えるかもしれません。

さまざまな要素を確認して、自分が望んでいるサービスを受けられる仲介会社を選ぶことが大切です。

2.仲介会社に依頼する

自分が望んでいるサービスを提供している仲介会社が見つかったら、WEBサイトの売却を依頼しましょう。

依頼後には、WEBサイトの価値を確認するための審査が行われます。

審査後に売却を依頼することを決めた場合は、着手金などの支払いが発生することもあります。

3.公開する情報を決めてマッチング相手を見つけてもらう

仲介会社に依頼した後は、仲介会社と掲載する情報について話し合い、買い手を探してもらいます。

情報を掲載する際は、サイトが特定できないように公開する内容を制限することも可能です。

情報を全て公開してしまうと、サイトを売却しようとしていることが外部まで広がる恐れがあります。

そのサイトを利用していたユーザーが不信感を抱いてしまい、アクセス数が減少することも考えられます。

WEBサイトの売却を行う際は、可能な限り公開する内容を選定したほうが良いでしょう。

ただし、情報を制限しすぎたことによって、売却されているサイトの魅力が伝わらず、買い手が現れないといった可能性もあります。

公開する情報と非公開にする情報を選定して、買い手へのアピールをしっかり行うことが大切です。

4.マッチング相手との交渉を行う

WEBサイトの買い手が見つかったら、仲介会社も含めて交渉を行います。

交渉を進める際には、買い手に売却するWEBサイトの情報を公開します。

サイトの運営方法や譲渡価格など、売却するにあたって必要な内容を話し合いましょう。

面談の内容によっては、買い手との交渉がうまくいかず、取引が中止になる可能性もあります。

交渉時にしっかりとアピールを行えるよう、自分が売却するWEBサイトの強みを明確にしておきましょう。

運営方法をわかりやすくまとめておくことで、買い手が購入を見送るリスクを減らせるかもしれません。

5.譲渡契約書を締結する

買い手と売り手の交渉が成立したら、譲渡契約書の締結を行います。

契約書の作成は、仲介会社が代行してくれる場合がほとんどですので、主に契約内容のチェックのみ行います。

契約書を締結したあとは、仲介会社が買い手から購入費用を一時的に預かることもあります。

6.最終チェックを行いサイト売却完了

サイトの売却が完了したら、サイトをきちんと譲渡できたかなどの確認が入ります。

全ての確認が終わったら、サイトの売却作業は完了です。

確認が取れた後には、仲介会社が買い手から預かった購入費用が売り手側に支払われます。

仲介会社を挟まずに売却する場合

WEBサイトの売却になれてきたら、仲介会社を挟まずに買い手と直接交渉するという方法を選んでも良いでしょう。

プラットフォームなどで、買い手と売り手をつなげるサービスを行っているサイトもあります。

仲介会社を挟んだ場合と比較すると、手数料などを抑えることができます。

ただし、契約書の作成といった法的な手続きや、サイトの移動作業など、個人で行うには手間がかかる作業を行う必要があります。

専門的な知識を持っていないと、トラブルに繋がることも考えられるので注意しましょう。

ここでは、仲介会社を挟まずにWEBサイトを売却する方法を紹介します。

1.掲示板やプラットフォームなどにサイト情報を掲載する

仲介会社を挟まずにサイトの売却を行うには、WEBサイト売却に関する掲示板やプラットフォームなどに情報を掲載するのが一般的です。

アピールポイントや、どこまでの情報を開示するのかを考えて掲載申請を行いましょう。

審査を通過した後は、プラットフォームなどで買い手を募集できます。

また、情報を掲載する際には、買い手がサイトを購入したいと思うような内容を載せましょう。

2.サイト購入者からの連絡を待つ

プラットフォームに情報を掲載したら、買い手が現れるのを待ちましょう。

注意点として、買い手が現れたからといって売却を焦ってはいけません。

相手によっては、交渉の最中に無理な値下げを依頼してくる可能性も考えられます。

契約を結ぶ直前にトラブルにならないよう、信頼できる相手なのかを判断する時間を設けましょう。

3.買い手との交渉を進める

WEBサイトを売却する相手の候補が決まったら、譲渡金額の交渉を行いましょう。

自分が運営するサイトの強みなどをしっかり相手に伝えることが大切です。

相手が購入後にしっかりサイトを運営できるように、付加価値を提供するという方法もあります。

例として、運営マニュアルの作成、一定期間までの運営サポートなどが挙げられます。

相手が自分のWEBサイトを購入したいと思える状況を造りましょう。

注意点として、仲介会社などの第三者を挟まず交渉するため、相手に丸め込まれてしまう可能性があります。

交渉時に相手の要望を受け入れすぎてしまい、適正価格を大きく下回る売却価格で譲渡してしまうかもしれません。

長期的な運営サポートを依頼されてしまい、サイト運営の負担を押し付けられることも考えられます。

交渉によって損をしないためにも、譲れないポイントは明確にしておきましょう。

4.譲渡契約書を締結する

交渉によって売却する内容がきまったら、譲渡契約書を締結します。

個人で交渉などを進めていても、契約書の作成などは弁護士などに依頼したほうが良いでしょう。

個人で契約書を結んでしまうと、後々にトラブルが生じる可能性があります。

買い手・売り手ともに後悔しないためにも、契約関係は専門家に依頼することをおすすめします。

5.サイトの移行作業・入金作業を行う

譲渡契約書の作成が完了したら、サイトの移行業務及び入金の手続きを進めましょう。

ここで注意しておきたいのが、サイトの移行作業と入金のどちらを先に行うかという問題です。

売り手側は、サイトを譲渡したのにも関わらず、いつまでも入金が行われないといったトラブルが生じる可能性もあります。

買い手側にとっても、入金をしたのにサイトが譲渡されないといったことは避けたい事項でしょう。

このようなトラブルを避けたい方は、第三者が送金とサイトの受け渡しをサポートしてくれるエスクローサービスの利用を検討しましょう。

まとめ

WEBサイトを売却することで、サイトの規模に応じた利益を獲得することができます。

管理が難しくなったWEBサイトがある場合は、一度売却を検討してみても良いでしょう。

まとまった金銭を得る手段として、売却を前提としたWEBサイト作成を行うというのも良いかもしれません。

自分のサイトの売値を向上させるためにも、質の高いサイト作成を心がけることが大切です。